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黒沢 良

生年月日  1930年10月21日生(2011.11.9永眠)

趣味 料理・釣り・麻雀・競馬

ご挨拶(音声)

プロフィール

父母の顔も知らずに男版「おしん」として各地の養家で幼少を過ごし、
年を多く誤魔化して14歳で(特攻)海軍予科特別飛行練習生となり
配属部隊に向かう途中、沖縄沖で魚雷にやられたが九死に一生を得、終戦となる。
東大受験に和歌山から上京した日、浅草SKD観劇で逃し法政に入学。
新制高校は男女共学と聞き旧制和歌山中学に戻りラグビー部、ボート部、拳法部に在籍した。
関西大学、和歌山大学も学生ジャズバンドなどのバイトをしたが生活苦から中退。
仲間におだてられ芝居をし、新聞で誉められ、その気になって獣医をあきらめ宝塚の演出部へ。
女性の芸名と本名と顔が覚えられず再び上京。
新東宝のニューフェイスで高嶋忠夫さん等と同期だったが、顔が悪いと言われ、
はなしかさんに通い弟子となる。が、顔が良すぎると言われ
作曲家を目指し田村茂先生に師事、書生となりましたが、
お嬢さん(田村奈巳)の英語の家庭教師をし今でも英語が出来ないのは、そのせいと言われている。
又、才能が無かったのか、やらせてもらったのは、麻雀の代打ちで兄弟弟子の岡本篤郎さんとは雲泥の差だった様だ。
そこで俳優座養成所の3期生となり穂積隆信さんや安井昌二さん、愛川欽也さんと学ぶ。
牛乳配達とボーイで頑張るも身体をこわし帰郷。
しかし働かざるもの食うべからずで援助してくれる身内もいず
故郷で療養中も働きながら何とか治し再々上京、
顔に関係ないNHK東京放送劇団を経てフリーとなる。
仕事とお酒の鬼だったので趣味らしい物は何も無いが、
好きな事は、旨い物を見つける事、中国の歴史に触れる事、格闘技をTVで見る事。
ついに父とは逢えなかったが数年前に奇跡的に異母兄弟と巡り合い、生まれて始めてお墓参りをする事が出来た。
これで思い残すことは無いが、是非やりたい事は、時代劇版シラノ・ド・ベルジュラックを演出する事
音楽と効果音を昔のようにたっぷり使ったラジオドラマ風の長編中国歴史物の朗読をライフワークに!
後継者の育成、保護等出来る限り、後押しをしていきたい。
力を入れているのは、故郷 紀の国を沢山の皆さんにより良く知ってもらい、応援する事です。
そんな中で退化しそうな方言を大切にしていきたいと思っています。
一方若い人の日本語の乱れに心を痛めていたが、
80を過ぎてもレギュラーを2本と生涯現役を貫き、 黒沢塾の流れを継いだ銀座倶楽部にも力を注ぎ、
81才になった10月、大洗、熱海、鵜の岬と大好きな海への旅もして
11月にまだ見ぬ父の元に安らかに旅立った。

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